12月の誕生石は4種類|トルコ石とタンザナイトの扱い方

12月の誕生石は4種類 トルコ石とタンザナイトの扱い方 アイキャッチ

12月の誕生石はトルコ石・ラピスラズリ・ジルコン・タンザナイトの4種類です。2021年の改訂で2石が加わり、3月と並んで最も選択肢の多い月になりました。

4石とも青系の石ですが、性質はばらばらです。特にトルコ石は汗や化粧品を吸って変色する石なので、扱い方を知っておくと長く楽しめます。

この記事で分かることは、次の3つです。

  • トルコ石が変色する理由と、日常での扱い方
  • ラピスラズリが絵の具の原料だった歴史
  • 2021年に加わった2石と、ジルコン/キュービックジルコニアの違い

石の一覧は全国宝石卸商協同組合が2021年12月に発表した改訂版に基づきます。硬度などは一般的な目安で、実際の製品は加工によって扱いが変わるため購入店の案内が優先です(2026年9月時点)。

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12月の誕生石は4種類

シルバーチェーンに下がる青緑の石のペンダント

石 色 硬度
トルコ石 青緑(不透明) 5〜6
ラピスラズリ 濃い青に金色の粒 5〜6
ジルコン★ 青、無色、褐色など 6〜7.5
タンザナイト★ 青紫(角度で変化) 6〜7

★は2021年の改訂で追加された石です。4石とも硬度7以下なので、12月は全体的に扱いに気を配りたい月といえます。

トルコ石|汗や化粧品を吸って変色する

トルコ石(ターコイズ)は、不透明な青緑色の石です。名前はトルコで産出するからではなく、トルコを経由してヨーロッパへ運ばれたことに由来するとされます。

多孔質であることが扱いの鍵

トルコ石はスポンジのように細かい穴が空いた「多孔質」の石です。そのため、触れたものを吸い込んでしまいます。

  • 汗…吸収して緑色っぽく変色することがあります
  • 化粧品・ハンドクリーム・香水…油分や薬品を吸い込んで色が変わります
  • 水…長時間つけると色が抜けたり、変色したりします

お手入れは、使ったあとに乾いた柔らかい布で拭くだけ。水洗いも洗剤も超音波洗浄機も使いません。

なお市場のトルコ石には、樹脂を含ませて硬さと色を安定させる処理をしたものが多くあります。これは一般的な処理で、扱いやすくなるという利点があります。購入時に処理の有無を確認しておくと安心です。

意味と言い伝え

旅の安全・厄除けの石として、古くから世界各地でお守りにされてきました。ネイティブアメリカンの装身具にも使われています。

青緑の色味や模様の入り方は石ごとに個性があります。樹脂加工の有無もあわせて確認して選んでください。

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ラピスラズリ|絵の具の原料だった青

ラピスラズリは、濃い青の地に金色の粒(黄鉄鉱)が散った不透明な石です。和名を「瑠璃(るり)」といいます。

歴史的に重要なのは、この石を砕いて「ウルトラマリン」という絵の具がつくられていたことです。中世からルネサンス期のヨーロッパでは、金と同等かそれ以上に高価な顔料とされ、聖母マリアの衣を描くときなど特別な場面に使われました。

  • 硬度5〜6…傷がつきやすいので、他の石と分けて保管します
  • 水に弱い…長時間の水濡れは避けてください。汗も拭き取ります
  • お手入れ…乾いた柔らかい布で拭く。超音波洗浄機は避けます
  • 染色されたものもある…色を濃く見せるための処理があるので、強い薬品は避けてください

意味としては幸運・真実・魔除けなどが語られます。世界最古のパワーストーンのひとつとも紹介される石です。

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2021年に加わった2石

石のついた指輪が並ぶジュエリーボックス

ジルコン|キュービックジルコニアとは別物

ここは誤解されやすいところです。

  • ジルコン…天然の鉱物。12月の誕生石はこちら
  • キュービックジルコニア…人工的につくられた石。ダイヤモンドの模造石として使われる

名前が似ているだけで、まったく別のものです。ジルコンは屈折率が高く強い輝きを持ち、青いもの(ブルージルコン)が12月の石としてよく紹介されます。

  • 硬度6〜7.5…種類によって幅があります
  • 縁が欠けやすい…輝きを出すためのカットで角が鋭くなり、ぶつけると欠けやすい傾向があります
  • お手入れ…柔らかい布で拭く。超音波洗浄機は避けます

タンザナイト|産地が世界で一か所

タンザナイトは、タンザニアのごく限られた地域でしか産出しない石です。1960年代に発見された比較的新しい宝石で、名前も産地に由来します。

特徴は多色性で、見る角度によって青・紫・赤紫と色が変わって見えます。

  • 硬度6〜7…劈開があり、衝撃に弱い石です
  • 指輪より、ペンダントやイヤリング向き
  • 急な温度変化に弱い…超音波洗浄機と熱いお湯は避けてください
  • 多くは加熱処理済み…青紫を引き出すための一般的な処理です

産地が限られるため、将来的な希少性が語られることもある石です。

12月生まれの人へ贈るときは

大理石の上に並べられた色とりどりの石とドライフラワー

  • 4石とも硬度7以下…どれを選んでも、ぶつけない・水に長時間つけない配慮は必要です
  • 普段づかいならジルコン…硬度は最も高めですが、縁の欠けには注意を
  • トルコ石には扱い方を添えて…「ハンドクリームのあとに触らないでね」だけで変色をかなり防げます
  • 色の濃さで印象が変わる…トルコ石の青緑、ラピスラズリの濃紺、タンザナイトの青紫。好みを聞いてから選ぶと外しません

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まとめ

12月の誕生石はトルコ石・ラピスラズリ・ジルコン・タンザナイトの4種類。2021年に2石が加わり、選択肢の多い月になりました。

トルコ石は多孔質で、汗や化粧品を吸って変色します。水洗いはせず、使ったあとに乾いた布で拭いてください。ラピスラズリも水に弱く、扱いは同じ考え方です。

ジルコンは天然の鉱物で、人工のキュービックジルコニアとは別物です。タンザナイトはタンザニアの一か所でしか採れず、角度で色が変わる石です。

ほかの月の石は誕生石の一覧から確認できます。

どれも繊細な石です。つける場面を決めて、大事に使ってくださいね。

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